16時間後、旅にでる。 成田を経ち、タイへ。その後そのままカンボジアに行く予定だ。 団体のK氏、N氏というムサイ男三人組で行く。N嬢はパスポート期限が残っておらず、急遽取りやめに。非常に残念だ。K氏とN氏という、アクの強い二人とどのような旅ができるのだろうか。 ...
アンゴラの気候
テレビをつけると、日本代表がアンゴラと試合をしてた。 テレビの解説者が言った。 「アンゴラの選手にとっては寒いでしょうね。」 どうでもいいけど、アンゴラの北部はAw気候に属するが、南部はCw(温帯夏雨型)気候、つまり日本と同じ温帯に属する。ちなみにCとは、最寒月の気候が18度未満、-3度以上と定義される。 無知って格好悪い。アフリカは全部熱帯だと思ってるのか。失礼な話だ。 ...
路面電車
土曜日は映画二本見て、本を三冊読んだ。書類作りや渉外、学生団体特有の意味のない長ミーティングに時間を浪費していたここ半年間で、最も充実した日だったといえる。特に森達也にはまった日だった。オウムを扱った映画、「A2」は面白かった。 おかげで寝たのは朝8時だった。12時頃起きたが風邪で体がおかしく、ミーティングをサボって寝ることにした。出ない退職金を前借りしたと考えればよい。 16時頃再び起床。ミーティングに行こうか迷う。私には風邪という正当な理由がある。 そこで別の用事を思い出す。近所を走る路面電車に乗るということだった。 荒川区に住んではや一年半。にもかかわらず、一度も徒歩10...
...東南アジアへ
私の通う大学は、二週間ほど秋休みなるものがある。金はないが時間はあるという最悪の過ごし方を避けるため、海外に行く航空券を探していた。 当初はハイチに行こうと思ってたが、金がないので断念。東南アジアに目を向ける。東南アジアといえば、ミャンマーに行きたいと思うが少々高い。そこでN氏がこの前行ってたタイやらカンボジアやらを見て回る。 すると、発見してしまった。バンコク行き2万5千円。福岡より安い。 秋はタイに行ってきます。 ...
ヨハン・ガルトゥング先生との懇談
先週木曜日、あの世界的な大学者であり平和学の父とも呼ばれるヨハン・ガルトゥング先生と飲み会をした。私が九州大学で行なった学会での講演を通じて知り合った、某大学の教授からのご紹介だ。 国際関係論の授業で習ったことがある程度の知識しかなかったので、その二日前には本屋で著書を買い込む。行きの電車で焦って読む。 ガルトゥング先生は奥様(日本人!)と共に世界を回られている途中であった。日本には毎年春と秋、気候が良いときにいらっしゃるらしい。世界中にある先生の研究所の研究内容や日本外交の問題点などについてご講義いただく。学者の方々と早稲田の学生のA氏の合計7名ほどがその酒の席にいたのだが、ガルトゥ...
...九州大学での講演③
北アイルランドに住むプロテスタントとカトリックが一堂に集められ、彼らが日常感じている思いについて語り合っていた。どれだけ相手側のテロリストによって苦しめられているか、どれだけ軍事攻撃によって苦しめられているか、互いが互いへの怒りをぶつける。私は一ヶ月前に体験したイスラエル人・パレスチナ人のディスカッションの中に舞い戻ったような感覚に陥った。 このエンカウンターグループを映像化したことには理由があった。カール・ロジャースはこの映画をBBC等で流し、この試みを北アイルランド全土に広げていこうとしたのである。しかし実際には関係者がテロリスト等からの標的となることを恐れたため、公共放送は断念された...
...九州大学での講演②
10時過ぎに九州大学に到着すると、控え室に通される。そこで担当の方と短く打ち合わせをする。その後、交通費やらホテル代やら謝礼やらが渡されたのだが、その合計金額が6桁を数えた。必然的に気合が入る。 11時ワークショップ会場に入る。はじめは畠瀬先生のワークショップだ。カール・ロジャースのエンカウンターグループに関する映画、「鋼鉄のシャッター」を見る。 これは30年前にカール・ロジャースが北アイルランド紛争の当事者たちを相手に行ったエンカウンターグループに関する映画である。エンカウンターグループとは、端的に言えばグループで行うカウンセリングのこと。集団の中で自分の思いを語り、その中で自己...
...九州大学での講演①
金曜日、九州大学で講演をしてきた。「日本人間性心理学会」なる心理学の学会。その中の「紛争解決とエンカウンターグループ」というワークショップを担当した。次のブログでじっくり書こうと思うが、このワークショップを通じて僕自身が様々なことを学んだ。そして熱く気持ちを持ちそれを伝え続ければ、多くの人が共感してくれるのだと知った。 この講演は私が昨年の秋に原稿を書いた朝日新聞の「私の視点」欄をきっかけとして、カール・ロジャーズのエンカウンターグループの研究の第一人者である畠瀬先生から連絡がきたことから話が始まる。メールや手紙でのやりとりを通じて、今までこの講演の準備をしてきた。 前のブログに書...
...九州にて
今福岡にいる。明日の心理学の某学会で紛争解決についてのワークショップを担当するためだ。 昼にホテルに着き、3時間ほど寝た。学会でのプレゼンの準備がなかなか終わらず、二日間まともに寝てなかった。その後、一緒にワークショップを担当することとなっている先生と夕飯を食べる。私の祖父と同年齢ぐらいの知的な方で、日本のカール・ロジャーズの第一人者として高名な先生だ。博多港から水揚げされたばかりの刺身を楽しみながら、明日のワークショップについて打ち合わせた。 帰り道、天神の夜を彩る屋台の中を歩きながら夜空を見上げた。日常から開放されて少し体が軽くなった気がした。伝えたい思いを伝えられないもどかし...
...虚無感
色々ブログをいじっていたら、内容が消えた。たまに消えるんだよね・・・まぁいいや。 とにかく長かった夏が終わった。イスラエル人とパレスチナ人と過した「非日常」の一ヶ月が終わった。 大きな達成感と共に、目標を失った気もしている。次のステップに進まなければいけないのに、その一歩を踏み出すのを怖がっている。居心地のよい世界から抜け出すのを拒んでいる。 自分は何がしたくて、何をすべきなのか真剣に考えなくてはいけない時がやってきているのを感じている。「将来」はあまりに近い。 ...