黒子のバスケ事件の被告人意見陳述が僕のTwitter上で話題だったので、読んでみた。 本当に胸が締め付けられて苦しすぎる文章だった。 http://bylines.news.yahoo.co.jp/shinodahiroyuki/20140315-00033576/ http://bylines.news.yahoo.co.jp/shinodahiroyuki/20140315-00033579/ その犯人の陳述書の中で、僕が印象に残ったフレーズを抜粋する。 ****** (引用開始) 「いわゆる「負け組」に属する人間が、成功者に対する妬みを動機に犯罪に走るという類型の事件は、ひょっとしたら今...
...生活保護世帯の教育支援について
珍しく時事ネタでも。 僕の専門は福祉と教育の中間領域なので、貧困家庭の教育支援には関心を持って政策的な流れを見ている。 以下、毎日新聞より転載。 ****** 学習支援:貧困断絶へ、生活保護世帯対象に教室開校へ−−東京・府中市 2013年09月19日 生活保護を受給する家庭の子どもが成人後も貧しさから抜け出せない「貧困の連鎖」を断ち切ろうと、東京都府中市が、生活保護世帯の子どもを対象とした無料の学習支援教室「みらサポ」の開校準備を進めている。関連経費886万円を含む補正予算案が18日、9月定例市議会の予算特別委員会で承認され、事業の10月スタートが固まった。【斎川瞳】 「みらサポ」は文化センタ...
...山谷勉強会(6月)のお知らせ
急なんですが、今週土曜日の昼過ぎに山谷勉強会をやります。 といっても、今回は実際にホームレスの方々と話し合うのではなく、勉強会の方向性を考えようと思っています。 なんとなく始めたホームレスの方々との「対話」だけれども、そろそろ次のステップを考えなくてはいけない時期に来ているなーと。 場所は東京近郊、山手線圏内です。 参加希望の方は、 yasudayusuke1005@gmail.com までご連絡下さい!! 多くの方々のご参加、お待ちしております。...
第三回山谷勉強会のお知らせ
急なんですが、次回の勉強会は今週木曜日(21日)の開催となりました。次回は、おにぎりを持って一人一人のホームレスの方々に話しかけ、インタビューを行う予定です。(前回協力頂いた、山谷の労働組合とは無関係に行われます) 開催は夜8時頃からの予定です。インタビューの後、希望者で山谷のドヤ街(簡易宿泊所)に宿泊し、翌日の早朝、ホームレスの方々の仕事探しを見学します。 (翌日金曜日は仕事のある方々がほとんどだと思いますが、ホームレスの方々の仕事探しが平日の早朝に行われるため、このような日程設定となってしまいました) 参加できそうな方は、 yasudayusuke1005@gmail.com までご連...
...次回の山谷勉強会は5月10日
次回の山谷勉強会は5月10日になりました。 10日は参加が難しいという声が多かったのですが、先方の都合で10日昼1時頃からの3時間程度になりました。 内容はこれから詰めますが、テーマを決めて山谷に生きる人々(その多くがホームレス)と語り合う時間にしたいと思っています。 (今回は役人を呼べず。次回のために、厚生労働省でも、区役所の職員でもいいので、誰か紹介してくれませんか??) 皆様のご参加、お待ちしております。 申し込み、お問い合わせ等は yasudayusuke1005@gmail.com まで、宜しくお願いします。 ****** これから、タイに行ってきます。 4月は本...
...第二回山谷勉強会のお知らせ
第二回山谷勉強会を開催します。 5月の9,10日、もしくは16,17日辺りで考えていますが、皆様のご予定はいかがでしょうか? 内容は未定ですが、提案等があれば受け付けます! (行政側との討論会を考えているのですが、どなたか厚生労働省の方とかご紹介いただけませんか?) 連絡は、 yasudayusuke1005@gmail.com まで宜しくお願いします。 ****** 「一晩中空き缶を拾い集めていると朝日が昇ってきて、それがあまりに美しい時に、自分は生きているんだ、幸福だと感じます。」 あるホームレスの男性が、勉強会の中で語っていた。 社会からも自分からも疎外されても、朝日を見...
...某在留特別許可問題に関する雑記
法律は素人なので的外れな考えかもしれないが、これは「法」と「正義」を分けて考えなくてはいけない。 不法滞在者に強制帰国という措置は、法治国家である以上、当然だと考えられる。法によって国家間での人の移動に制限をかけるのは、国民国家体制の中ではしょうがないことだから。 けれども、それが「正義」なのかと考えると話は変わってくる。バブル期、日本では多くの外国人労働者が、3K労働(きつい、汚い、危険)に従事していた。日本人がやりたがらない仕事を外国人たちが肩代わりして、日本経済は繁栄を享受した。けれどもバブルがはじけると、そのような「不法労働者」はこの社会に必要とされなくなる。そして追い出される。 それ...
...政治家・知識人の責任
A新聞の朝刊で竹中平蔵のインタビューが出ていた。 自身への非難に対し、「正規と非正規の賃金格差が問題であり、規制緩和の方向性は正しかった」ということを主張していた。 おっしゃるとおりだけれども、大臣在任中に「同一労働同一賃金」なんてやって来なかったことには、何の言及もせず。セーフティネットを張ってこなかった責任についても言及せず。 一方で、「私は政策の専門家」だとインタビューの中で答えていた。醜すぎる。 この国の知識人なり政治家というのは、自分の間違いを認めることができない。 そして社会もそれを許す。 イラク戦争に大賛成して、イラクに大量破壊兵器があると主張していた自称外交の専門家...
...山谷勉強会は3月1日
以前ブログで告知した山谷勉強会、第一回は三月一日に行うことになりました。 (ゴールデンウィーク希望だった方、すみません・・・) プログラムはこれから練りますが、時間は正午からの三、四時間です。 参加希望の方は、ご連絡ください。 (yasudayusuke1005@gmail.com) ****** パレスチナ西岸地区ナブルスに三日ほど滞在していました。 第二次インティファーダ以降、最も戦闘の激しい地域のひとつです。 そんな場所にも、桜の花が咲き始めていました。...
結局は政策の問題?
イスラエル・パレスチナに顔を出していた頃、結局は「政策の問題」だと感じていた。 例えば、イスラエルがグリーンライン上に壁を作れば、今あるかなりの問題が解決されるだろう。 けれども政策はなかなか変わらない。 NPOやNGOは頑張っていても、市民社会を動かすまでには行かない。 最近は日本の貧困に関心があり、NPOなどに顔を出している。 (明日も某NPOにてワーキングプア・ホームレスの相談ボランティアをやる予定だ) 先日、そのNPOに顔を出したときに、代表の方が印象的なことを言っていた。 「自分たちができることは生活保護申請支援や生活相談といったことだけで、やっぱり政策が変わらなければ何...
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