今日は休日なのだが、研究所が空いていたので来てしまった。 三日連続のブログ更新。 前回、東京に平和に暮らす若者がイスラエル・パレスチナに関わる上での「立ち位置」に関する悩みを書いたら、今ISMに参加している友人S氏からすぐにコメントがきた。私もたったいまコメントを返したところ。(前回のブログのコメント欄を参照のこと) 前回のブログで多少誤解を与えてしまった部分があるかなと思い、補足する。 まず、東京で平和に生きる若者が、イスラエル・パレスチナの紛争に関わる資格がないというつもりは全くない。 もちろん、私たちにもできることがあると思っているわけで、だからこそ私は二年間も単位...
...イスラエル・パレスチナに行ってきます
本当は昨日のブログの続きを書きたいのだけれども、航空券をとったのでイスラエル・パレスチナ行きの話を。 旅程は6月21日~7月5日の二週間。本当は長くいたいのだが、多忙な同僚のせいで早く予約できなかったため安い便は一杯。というわけで、こんな時になってしまった。 映画を撮る件も、同僚が多忙のため(といっても夜は飲みにでかけているんだが)うまく渉外の手はずを整えられず難しくなりそうだ。ルーマニアと日本では仕事に対する感覚がどうも違うらしい・・・ 今日は研究所にパレスチナ人が来ていた。 毎週金曜日のISMのビリン村の活動についての映像を見た。友人S氏がちょうど今参加しているやつ...
...自分がありたい姿について
もう一年も前の話になってしまうのだけれど、イスラエル人・パレスチナ人との間に対話の機会を創出し、そして日本社会にイスラエル・パレスチナに生きる人々の姿を伝えていくという活動を通して、色々考えさせられたことがあった。 事業規模が大きかったため色々な企業、財団、自治体、また多くの一般市民の方々に多大な協力を頂いたのだけれども、何度か「国際協力」そのものに対して批判を何度かうけたことがあった。 「イスラエル・パレスチナなんて私たちには関係ないだろ。」 内容面での甘さを批判されるのは構わない。むしろ、お願いしたいぐらいだった。 でも、世界で起こっている貧困や紛争を「関係がない」とかたづ...
...休日の過ごし方
土日は、シビウという街に遊びに出かけるはずだった。諸事情により中止となった。 というわけでいつもと変わらない休日が始まった。 遅く起きた朝は、朝食作りから始まる。お金のない私は、忙しい平日の朝食・昼食をファーストフードで済ませてしまうことが多い。だから休日はちゃんと自分で作ることにしている。 ゆっくり風呂に入り部屋の掃除や洗濯を終わらせたあと、勉強にとりかかる。今日は雨だ。 電子辞書に記録してあるこの一週間で調べた単語を書き出したり、TOEFL用の教材をやっているうちに、降っていた雨がいつのまにか止み、雲ひとつない青空に変わっていたりする。クルージュの天気は変わりやすい。 そん...
...止まった時間
昨日に引き続き、ブログ更新。昨日のブログはフォントが見づらかったので、先ほど修正した。さて、いまさらになってしまうのだけれども、バングラデシュ日記を書こうと思う。 ダッカ大学の外国語学校をうろうろしている時、「こんにちは。」と笑顔で話しかけてくれた女性がいた。この「ルマ」さんは、バングラ滞在の時に最もお世話になった方の1人だ。 彼女が日本語を習ったきっかけは、義姉が日本人だったからだ。彼女のお兄さんは日本で10年近く出稼ぎ労働者として働いていた。そして、日本で出会った「よしこ」という女性と結婚し、バングラデシュで三年間結婚生活を送った。 「よしこさん」は彼と結婚後バングラデシュに移り住み、約三...
...日常を生きるということ、泥臭く生きるということ
土日に時間があったので、まとめてワードで日記を書いたのだが、ネットが研究所にしかなく、平日は忙しい&土日は研究所に行かない以上、土日にまとめてワードでブログを書くというのは悪くないなと思う。 普段は直接ブログに文章を打ち込んでいるのだが、一回書き終わったあと修正をしてしまい、一回文章をsubmitしてから一時間ぐらい推敲していることもある。つまり未完成の文章を一時WEB上に挙げているのだ。しかしこれはあまりよろしくないなと思っていたので、次から土日にワードで文章をつくってWEB上にあげようなんてことを考えている(RSSリーダーを利用している人には、今まで未完成の文章を読ませていたことになっ...
...迷い
ルーマニア生活も三週間が過ぎようとしている。生活には慣れた。 この三週間で散々思い知らされたことは、今の英語力でネイティブと仕事をするのは無理だということだ。日本社会にいたり、またアジア・中東の人間たちと交渉している段階では気付かなかったことだ。 本当にいい経験になった。この先2、3年以内にネイティブと対等に仕事ができる英語力を身につけなければいけない しかし今、根本的な問題を抱えている。どうも自分が携わっていることに興味がもてないのだ。 私はこっちに来るまで、ジャーナリズムとソーシャルベンチャーのどちらで生計を立てていくか悩んでいた。それに関連することはここでもできな...
...ナショナリズムについてルーマニアで考えた
私の住むトランシルバニア地方は人口の30パーセントをハンガリー人が占める。 ハンガリーの支配下にあった時期が長かったからだ。 先週、同僚に連れられて行ったハンガリー系のバーで、近くの大学で写真を学ぶ若者と話していたとき、ふいにナショナリズムの話になった。 「お前には分からないかもしれないけど、俺はどこまでいってもルーマニア人ではないんだ。」 彼は言った。 次の日、同僚のエルッド(ハンガリー系ルーマニア人)に、彼のアイデンティティーについて質問してみた。 「俺は愛国心とか民族意識だとか、そういうものが嫌いだ。」 きつい言葉で彼が言ったあとに、微笑んだ。 「俺はこのクルージュの街が好きさ。それで...
...悔しい
とりあえず、こっちに来てから二週間が過ぎようとしている。 早くも担当していたプロジェクトの一つ、ピースキャンプが縮小、(または中止)となりそうだ。ファンドエイジングの問題だ。あてにしていたNGOが、急遽参加を見合わせたことに起因する。 私の目から見てもファンドエイジングがまずいようには見えた。改善点は色々あったように思う。 でも、どうしようもなかった。意見できなかった。 ヨーロッパのエリートたちがこんなに英語がうまいとは思っていなかった。ネイティブ並みだ。 今まで付き合ってきた中東やアジアの友人たちとはレベルが違う。研究所の職員たちと会話している時は内容を理解するだけで一杯一杯...
...A Letter from Romania
ルーマニアに来てから、早くも一週間が経ちました。 今、私はクルージュ・ナポカというブカレストから電車で7時間ぐらいの街に住んでいます。 アメリカ人の同僚Jayとハンガリー人カップルと、アパートの一室を借りいます。 クルージュ・ナポカは小さな街なのですが、それでもルーマニアで二番目に大きい街だそうです。 しかし日本人どころか、東洋人さえほとんどいません。道行く人の視線がいたいです。 また、アジアや中東とは違い、人の暖かさに触れることができません。 カンボジアやパレスチナで感じた「居心地の良さ」はここにはないです。 早くカンボジアあたりに避難したいです。 ルーマニア語が分か...
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