ミャンマーで反政府デモが発生し、日本人のジャーナリストも殺害された。 ちょうど二ヶ月前、僕はミャンマーにいたのだが、現地滞在中、日本人が誤解している部分に気づいたので簡単に記載する。(昨年度、大学にてミャンマー史を学んだこともあり、忘備録も兼ねて) 1、アウン・サン・スーチーも、少数民族の分離・独立には反対である。 ミャンマーの話になると、日本の所謂「知識人」は、こぞってアウン・サン・スーチーを絶賛し民主化のことばかり口にするが、軍事政権もアウン・サン・スーチーも、ビルマ連邦はBurma as a nation という認識を前提としている。 ビルマには135(政府公式発表)もの民族...
...バイト募集
販売員のバイトを募集しています。 http://www.mother-house.jp/topics/2007/08/post_16.html イクスピアリでバッグの販売をお願いします。 時給は900円で、交通費はもちろん支給です。 あと経理も募集してます。 http://www.mother-house.jp/topics/2007/09/post_18.html ちょっとでも興味のある方はご連絡ください。 ...
自由でありたい
中学、高校と社会の底辺に近いところで生きてきた僕にとって、大学に入ってからの生活は新鮮そのものだった。 高校の頃は、「どこの暴走族が強いか」とか「今日はどこにナンパに行くか」とか、そんなことしか友人との話題にのぼらなかった。学校には三日に一日行く程度だったし、その一日も授業中は同じ場所に座っていることができずに、気づくとトイレで煙草を吸っていた。 だから大学に入学したときは、別の世界に迷い込んだような気がしていた。大学に入ってから出会った人々は、僕がそれまでいた世界とは異次元に住む人たちであったからだ。 僕には別の世界に行く「自由」があったのだ。 去年ルーマニアでの挫折から感じたこ...
...一昨日の日経新聞、社会企業に興味のある方へ
9月16日ディズニーリゾート内イクスピアリにて、私の働く会社のイベントがあります。 http://www.mother-house.jp/thanksevent04.html 弊社のことをご存知なかった方でも、絶対に楽しめます。 とにかく設立までのストーリーを一度読んでみてください。 http://www.mother-house.jp/company/history00.html http://www.cafeglobe.com/career/interview/int_vol100.html ちなみに、一昨日の日経新聞折込の「日経マガジン」に、4ページにわたって弊社の特集記事が掲載さ...
...社会起業と構造主義
ソシュールを元祖とする構造主義が明らかにしたことは、「私」一人一人の思考が常に言語・文化といった「構造」に規定されており、その枠組みの中でしか「私」は生きられないということだった。 ビジネスと社会貢献を結びつける「社会起業」というパラドックスは、「資本主義」という現在の社会構造に依拠しているという点で、既存のNGO・NPOとは異なる。「私」が生きる社会の外側に理想を追い求めるのではなく、既存の枠組みの中で社会を変革していこうとする姿勢が、古いようで新しい。 僕自身、学生NGOをやっていた頃は、「オタク集団」ではなく「今どきの普通の若者」が活動の主体であることが、社会の共感を得る鍵だ...
...とうとう直営店オープン!!
日本に帰国して次の日の朝から、仕事に復帰した。 そして、朝5時まで仕事をして朝9時に出社するような日々が一週間続いた。 家にはシャワーを浴びに帰るだけになった。 なぜかといえば、その帰国した次の週は東京入谷に会社の直営店がオープンする日だったからだ。 http://www.mother-house.jp/index.shtml ちょうど先週S新聞の一面で特集されたこともあって、当日はたくさんのお客様が来てくださった。 さらに、9月1日には東京ディズニーランド内のイクスピアリにも直営店がオープンし、9月19日には講談社から社長の自伝が発売される。本当に忙しくなるのはこれからだ。 ...
...長い旅の終わりに
ヤンゴンから古代都市バガンに向かう15時間のバス。夜7時ころ、日は沈み外は暗くなるが、バスの明かりはつかない。前方のうつりの悪いテレビで、ミャンマーのコメディらしきものがやっていて、時折乗客の笑い声が聞こえる。当然僕には、理解できない。何もすることがないので、目をつむり考えていた。「もう旅は終わりにしよう。」 ようやく気づいた。僕は、二年前の夏から何も掴んではいないし、このままじゃ何も掴むことができない。 この二年間で積み上げたもの、それは事実という名の経験だけだった。ルーマニアで働いたし、ITベンチャーでインターンもした。世界もあちこち回った。本も200冊以上は読んだし、映画も山のように見た...
...GMAILが使えないミャンマー
ミャンマーのネット状況は、軍の規制下にある。 これは建前だけではなく、実際にフリーメールは使えないことが多い。 というわけで、Gmailが見たいのに使えない。 困った。...
ビーマン航空との格闘
今バンコクにいる。 本当は今頃まだダッカの予定だった。 8月8日13時半(現地時間)のバンコク行きのビーマン航空にのる予定だったからだ。 ことの始まりは三日前。リコンファームのためにビーマンオフィスに電話すると、「フライトはキャンセルになった」とのこと。 あわてて、タクシーで一時間かけてビーマンオフィスに向かう。 ビーマンオフィスにて文句を言うと、「代わりにタイ航空を使え。明日朝にタイ航空のオフィスに迎え。」 との指示を受ける。翌朝一時間かけてシェラトンホテル内のタイ航空オフィスへ。しかし、8月は空席がないと言われる。 その後一時間かけて、再びビーマンオフィスへ。 8月8日の夜にはバン...
...グローバリゼーションを「操縦」する
グローバリゼーションに抗するために、「国境を超えた市民の連帯」は謳われた時期があったが、その運動が実際に大きな力を持つには至らなかった。理念的に「正しい」行動であっても、それが実際に効果を上げるかは別問題なのだ。 (某学者の言葉を借りれば、「表出」と「表現」は異なるということだ。) グローバリゼーションに関して言えば、「抗する」のではなく「操縦する」という視点が必要だと、私は考えている。 つまり、今すでにある枠組みを壊すのではなく、その枠組みの中でできるだけ良い方向へと、舵をずらすような方法を探すことが重要なのだ。 だから、私は先進国と途上国を新しい角度から「つなぐ」ことで、山積...
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