自由であるために。

何にも捉われたくなかった。   家を出て寮に入ることを決意した小学生の時も、私立の中学を辞めることを決断した時も、底辺校から難関大学を目指した時も、世界の色々な場所で活動していた時も、常に頭の中にあったことは「自由」であることだった。 場所にも組織にも言語にも、何にも縛られたくなかった。       今日は某商社の内定者懇親会に行ってきた。 尊敬すべき同僚、先輩たち、この会社なら楽しいだろうなと思えた。 けれども、この違和感はなんだろう。 「一流大学から一流企業へ」、そんなレールに乗ってしまうことが怖い。 今までレールなんて無視していたはずなのに、今更乗っかるのか?     その時々の問題意識...

...

未だ進路決まらず

大学で友人に会うたびに聞かれます。 「結局どっちにするの?」     まだ決まってません。 「適当」が代名詞のような私ですが、こういう時だけは真剣に悩むものなのだなと、我ながら感心しています。   けれども、自分の思考の中での進展はあります。 二週間前に悩んでいたことに対する現状の答えを、ダラダラと書き連ねます。     1、やっているビジネスへの興味 某商社>某外資コンサル   これは自分の中でかなり明確になっている。 僕は論理的に頭を動かしているよりも、未知の国で未知のものに向かって突っ込んでいる方がすきだ。   それに僕は世界が好きだ。 外資系とは裏を返せば、外国企業の日本支部。 本社と...

...

文献を探しています。

卒論を書いています。 就活が終わってから書き始めたので、毎日ほとんど卒論に費やしています。 なんだかんだで忙しいです。 5月末には提出予定です。   テーマは「バングラデシュの娼婦(brothel based)がなぜ社会復帰できないのか」です。 主体である彼女たちの自己信頼と、構造である娼婦たちへのスティグマが相互に連関し、主体が構造によって構築されている過程をうまく記述できたらと思っています。 ただし、四年半大学にいながら学問らしい学問をやってこなかったので、果たして間に合うのかという疑問があります・・・ 毎日本は無駄に読んでたけど、もっと学問をやっておくべきだった・・・     ところで、...

...

忘備録(2008年5月5日/就職活動)

N○Kエンタープライズを除けば、結局メディアは受けなかった。 尊敬する友人たちが、N○Kや新聞社や通信社で働いていたり内定をもらっていたりして、憧れは勿論あった。 バングラデシュのドキュメンタリーに、この二年間ささげてきたわけで、憧れがないわけがない。   実際、就職活動の時はいくつかの会社にプレエントリーはした。説明会も予約をした。 でも自分にはぬぐいきれない違和感が残っていた。それは、僕がしたいのは「伝達」ではなくて「表現」だということだったように思う。 おそらくジャーナリズムというのは、読者が知りえない情報を正確に届けることを第一の使命としているのだけれども、それは僕の関心からだいぶそれ...

...

迷いの日々

内定も出揃ったので、再びweb上の日記にもどりました。   どこの内定を受諾するか、ほぼ答えは出ている。 でも、少なくとも今後三年間には大きな影響をもたらす選択になる。 だから妥協できない・・・   以下mixi上に書いた日記のまとめ。       4月22日 就職活動は外銀、外資コンサル、商社のうち筆記を通過した会社の七割ぐらいは最終面接まで通過した。でも内定が出たのは二社だけ。 外銀、コンサルの最終面接の時は、「本当に君働きたいの?」と聞かれ、商社の最終面接の時は「君、下積みできるの?うちははじめの三年は下積みだよ。」と何度も聞かれた。今日一緒に飲んでいた友人たちにも、「安田君はどうみても...

...

ラストスパート

今週末で就職活動は終わりそうです。 商社二社の最終面接がすでに決まってます。   この4ヶ月、丸一日予定が空いた日はなかったです。 また一つ成長できたような気がします。     しかしこんな時に風邪をひいてしまいました。 昨日はI忠商事の三次面接だったのですが、のどが痛くて声が出ず、声を出すことに集中するあまり、たいしたことをしゃべれなかった気がします。 体調管理も実力のうちなのでしょうか。次で最終だったのに。  今はひたすら通過報告の電話を待っています。...

内定

内定いただきました。 某外資コンサルの経営コンサルタント部門です。   受かった理由は後から考えてみると、すごく単純でした。 外資金融4つとも最終選考で落ちてしまったのですが、最終面接で「行きたくないないな」と思ってしまったのです。 ここだけは「行きたいな」と思えました。 ただ、それだけのことのような気がします。   最終面接で、「あなたの価値観を知りたいです。好きな本とか、尊敬する人とか教えてくれるかな?」との問いに、「私は「人はなぜ生きるのか」ということに興味があります。なのでニーチェやカミュなどは学生時代を通じてよく読みました。そして人生に意味などないとしても、それにもかかわらず強く生き...

...

次の場所

ある日の夜、就活中の大学の友人と飯を食いながら、見えない未来に対して愚痴をこぼしあっていた。 その後、夜遅くなって別の友人とその彼女がやってきて、彼女の方はこれから九州の配属先に向けて旅立つとのことだった。 軽く喫茶店で話をした後、彼らと新宿駅で分かれ、電車に乗りながら四年間のことと、この先の未来のことを考えていた。 毎日朝から晩まで大学に行っていたわけではないから「卒業」に対して実感が沸かなかったけれども、旅立つ人の姿を見てから次の場所に進まなきゃいけない時期が来ていることが実感をもって分かった。       僕はいつもストイックに自分の目標を達成することに生きがいを覚えてきた。 イスラエル...

...

年齢の壁

日系企業の選考が本格的に始まりました。 早速エントリーで数社落ちました。 質問項目に「あなたは現役、または一浪ですか?」という項目があったりして、かなり萎えています。 当方二浪+休学です。10月には25歳、20代も後半折り返し地点です。 25歳新卒なんて、採る気はないようです。     先週最終面接を受けた、外資コンサルAから電話が番号通知できました。 ITと経営、二つの部門別で募集している外資コンサルといえば分かるでしょうか。 ガツガツ働きまくることで有名な、あのコンサルです。   しかし、某メガバンクのリクルーターと会っていたので、出られませんでした。 (メガバンクは25歳で新卒でも、大学...

...

Sustanableな社会システムについて

WBSを見ていたら、イギリスのsustanableな漁業についての特集をやっていた。 MSC(http://www.wwf.or.jp/activity/marine/sus-use/msc/index.htm)というラベルをつけた、水産加工品が人気らしい。 sustanableな社会を創るためなら、消費者は少しぐらい高くてもMSC商品を買うとのこと。 現に、「このラベルをつけたことで商品の売り上げが延びた」と、あるスーパーの店員が話していた。     イギリスはすごい社会だなぁと感心してしまった。 本物の市民社会だ。     その後コメンテーターが、「魚の最大の消費国である日本が、この認証ラ...

...