最近ブログに色々な人がコメントを寄せてくれている。面識のない方からも二通きた。とても嬉しい。
今日は昼過ぎに起床。学校へ。地中海史の授業を受ける。ガザ撤退が議会で決定したことと、アラファトの容態が深刻なことが話題となる。
ガザから撤退しても西岸は全く撤退の気配はない。アラファトは確かに本当に平和を求めてるのか?と思えることもあったが、彼の死後自治政府内で後継者争いが起こるのは想像に難くない。相変わらず、イスラエル・パレスチナ情勢は混迷を深めている。
今日も読書会に出席しなかった。カントの「実践理性批判」が難しすぎるのもあるが、なんか最近疲れてる。やらなきゃいけないことが多すぎるのに自分の精神がついていってない。とりあえず、一人でゆっくり勉強せる時間が必要かも、浪人中インプットした知識をアウトプットし続けた結果、最近中身が空っぽなのがわかる。
帰ってニュース23を見ると、天皇が周遊会にて「君が代、日の丸を強制しないように」と東京都の教育委員会の人に述べていた。僕は天皇制主義者ではないが、この今の天皇は非常に賢い人なんだと思う。二年前の桓武天皇に関する発言にしても今回の発言にしても、現代の問題に対してかなりうまいアプローチをしていると思うのだ。
国家っていうのは「想像の共同体」っていうのを前提にして考えなければいけないと思うんだけど、しかしその上で自分たちの生活をよりよくしていくために国家を運転しなきゃいけない。そしてそのためには本当に何が必要かを考えるわけだけど、それはあまりに精神的なものであってはならない。
つまりここでいう国益とは国民にとって本当に利益になるかを徹底的に分析する立場を指し、「国体に殉ずる」的な発想ではないということ。この点で天皇の発言は非常に興味深いと思う。
明日は写真展の準備。イスラエル・パレスチナの分離壁をテーマとした”the wall”の上映会を友人がやるので、手伝うことにもなっている。毎年学園祭は盛り上がらないらしいが、たくさんの人に来て欲しいと思う。そして何かを感じてくれたら幸いです。