一緒に神殿の丘を見学したテネシーから来たアメリカ人たちというのが、なかなか曲者でだった。音楽団として活動しているらしいのだが、彼らは皆イスラエルが6回目とか7回目。しかも南部出身。それを聞いただけで「キリスト教原理主義」じゃないかと予想。そして結果は期待に違わず。少し仲良くなると、キリスト教に勧誘される。アブラハムとかの歴史とかを色々説明された後に"that’s why・・・・"とか言われGODの存在を説かれたけど、無神論者の僕としては、「どこがthat’s whyなんだ!」と突っ込みたくなる要素が満載。
彼らのうち、空港で僕らに話しかけてきた女性は、まだ1歳にも満たない子供を連れていて、彼女は言う。「あの時、あなた達に話しかけて結婚の素晴らしさを伝えなさいというGODの声が聞こえたのよ」と。現に、彼女はもう26歳になるS氏に結婚の素晴らしさを話し続けていた。
でも、こんな広い国で偶然の再会がおこりうるなんて、そんな素敵なGODなら今日ばかりは信じてもいいかなと思った。
彼らと別れた後、僕らはエルサレム旧市街を散歩する。エルサレムの旧市街を歩いていると、1000年前にタイムスリップしたかのような思いにかられる。僕の最も好きな街である。
しばらく歩いているとパレスチナ人のお土産者屋のおじさんが、僕らに日本語で話しかけてきた。お茶を誘われ「何か買わせられるのでは」と悩んでいると、"it’s not business" と。とりあえず中に入ってお茶。
ここではY嬢がモテモテ。アラブ人にはY嬢のような、おしとやかな日本人女性が本当にもてる。あのどこでもタバコばっかり吸ってるアラブ人が「女性の前ではタバコを吸わない」と、タバコを吸う時はわざわざ席を外したりしていたwこれは本当に珍しいことだと思う。アラブ人男性ってタバコ吸いすぎですから。
話は弾み、彼のお兄さんが経営するアクセサリーショップに連れて行きたいを言われる。まぁ見学ぐらいならと思い向かう。店に着くと、彼はお兄さんと一緒になって僕らに買わせようと必死になる。
「だまされた」
だからアラブ人は嫌なんだ。観光客みると、何か買わせることしか考えない。何が"it’s not business"だ。S氏は横からスルっと抜け出て、僕とY嬢が店に取り残される。
結果的にはちょっとカワイイピアスが見つかって、我が細君に似合いそうだったので購入。Y嬢もネックレスを買っていた。ただ、この値引き交渉はひどかったかもしれない。彼らがだますならこちらもと思い、徹底的に値下げさせた。最初の言い値の6分の1にはなったと思う。最後は二人とも非常に困った表情をしていた。
その後JICAのNさんとJVCのFさんに電話し、アポイントを取る。その後ぺトラホテルから、ファイサルホテルに移動。
下の写真は二つがエルサレム旧市街、アメリカ人の赤ちゃん、アクセサリーショップの経営者のおじさん