私の就活日記

後輩の何人かは来年就活を控えていると思うので、参考にしてくれたらと思い、書きます。
 
ルーマニアから帰国後(2006年の夏)、一年半ほどふらふらしてみたものの自分の道が見つからなかったため、そのまま就職活動をした。大学新卒の切符を、あえて棄てる必要はない、という判断からだ。
やりたいことが特にない以上、「社会における支配的なパラダイムは何か」を考え、最も優秀な人が集まるとされる外資系金融機関のフロントと外資系コンサルを受けることにした。(給料が普通のサラリーマンの数倍であり、3年で転職が当たり前という点にも非常に惹かれた。) 
 
2008年12月
就職活動を意識する。しかし、半分近くの外資金融、コンサルの採用が終わっていることを知り、唖然とする・・・
 
2008年1月
セカンドティアの外資金融Jと外資戦略コンサルAを受ける。
Jはエントリーシートとwebtest、Aはエントリーシートのみの選考で、とりあえず通る。
しかし、Jのグループ面接、Aのグループディスカッションで敗退。
→就活のムードに圧倒される。なんでみんな、そんな早口で自己紹介できるんだ??
→→その日から、所謂就活本を読み漁り、面接講座を受講し、練習を繰り返す。
 
1月後半、外資コンサルB1とB2、Rを受ける。
あえなく筆記で敗退。自分の学力が低かったことを思い出す。
かなり焦る。
 
2008年2月~3月
トップティアと呼ばれる外資金融Mのマーケット部門の面接が進む。
ここが良かったのは、筆記試験があまり考慮されなかったところだ(笑)
名刺配りセミナー、グループ面接、個人面接×6などをクリアし、見事ジョブへ。
三日間インターンをして選考結果を待つことに。
米系金融Cや英系金融Bなども最終選考へ。
自信を取り戻す。
 
→実際にMにてジョブを行う。しかし、初日から業務に関心がないことに気づく。
何より、バングラデシュやイスラエル・パレスチナが遠い。(当たり前か)
→→外資金融を選択肢からはずす。(まじめに就活を続けていても内定が出たかは微妙だが)
 
筆記が偶然通った外資コンサルA(戦略部門)、I、会計系コンサルDの選考が進む。
コンサルで3年必死で働き実力をつけお金を貯めて、次の道を探すのも悪くないかと思う。
→Dの最終面接では「うちの業務は奥深いから20年は働いて欲しい」といわれる。(当然落ちる)
→→Iは面接日を勘違いして辞退扱い・・・
→→→結果として、Aから内定。
 
懇親会にてAのコンサルタントたちが給料自慢と成長自慢をしていて萎える。
一方、尊敬できる先輩にも会う。
でも、当分バングラデシュとか、イスラエルとかパレスチナとか、そういう国々には関われないのかな・・・悩む・・・
 
同時期、途上国でビジネス展開を始めた某ベンチャー企業からも内定を頂く。
 
2008年4月
日系企業の選考が始まる。
やっぱり世界に関わりたいと思い、商社を中心に受ける。
→日系企業は年齢を気にするのか、数社からエントリー段階で落とされる。
→→面接まで進めた会社は、だいたい最終面接までは進む
→→→財閥系商社からは最終で軒並み落とされる。結局内定をもらえたのは、某非財閥系商社のみ。
 
2008年5月
某国営放送Nの制作会社Eを受ける。
Nに直接ディレクター職で入った場合、地方で修行を積まなければならないが、Eに直接入れば始めから東京でドキュメンタリーが作れる点に惹かれる。制作会社なのに、給料もかなりよい。(2,3名しか内定を出さない狭き門であるが・・・)
→運良く内定をもらえばいいかなという、適当なスタンスで受ける。エントリーシートでかなりの人を落とすと聞いていたのだが、筆記試験会場にはたくさんの人。焦る。
→→小論文、面接ともに、かなりの手ごたえ。商社、コンサルの面接では「アウェーだなぁ」と感じずにはいられなかったが、マスコミなら社会問題に対する見方を直接語れるため、他の学生に負ける気がしない。
→→→金メッシュ、ヒゲという最低の格好で面接を受けにいったにも関わらず、内定。
 
さて、どこの会社に行くのでしょうか笑
ブログ上では明かしません。
 
******
就活は実力と相性だと思う。
一社落ちたからといっても、落ち込む必要はない。
よほど実力があり、他者に合わせるコミュニケーションができる人を除いては、落ちまくる。
気にしている暇があったら、面接の反省を次の面接に生かすべき。
 
(追記)
僕の場合は、面接終了後に面接時の受け答えを振り返り、全てワード上に記載し、そこに反省を書き込んだ。
また、頻出する100個ぐらいの質問に関しては予め答えを作っておき、自転車をこぎながら、風呂に入りながら、練習をした。
そして、友人にワードに記載した面接の反省を見てもらったり、模擬面接に付き合ってもらったりした。
 
******
ちなみに、ある日系企業の面接官だった方には非常に目をかけて頂いた。
面接の後、「人事部を通じて君の番号を調べたよ」と電話を下さり、その後も夕飯に連れて行っていただいたりしている。
しかし残念ながら、その会社も最終面接で落ちてしまった。
同じように、どの日系企業でも若手社員からの評価は高かったように思う。(自分で言うのもなんだが)
 
日系企業に新卒で入る場合、「会社に残りそうか」「上に従順か」「下積みに耐えられるか」といったインデックスも重視される(特に管理職以上)ので注意すべき。自分が落とされた原因もそこにある。派手な経歴(学生にしては)をアピールしているだけでは駄目なのだ。
 
そこに気づけなかった点は、本当に実力不足としか言いようがないように思う。
一方でそんなことをやっているから、外資に優秀な人材が流れるんだとも思う。
僕が優秀かどうかは別にして。

3 Comments

  1. Ris
    2008年7月20日

    趣旨とずれててごめん。現在進行形でインターンの面接まっただ中なんだけど、面接講座ってどんなかんじなの???

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  2. yusuke
    2008年7月20日

    >lisa
    え、就活してるんだ・・・
    今頃イギリスの院にいるものだと思ってた。
    趣旨からずれてないよ~
    学生時代に色々必死に頑張ってきた人が、逆に企業から「使いづらい」存在となってしまうことを悲しく思っているわけで、アドバイスがしたかった訳です。
     
    面接講座と一口に言っても色々あるし、一概にはいえないけど、多くは他の学生や講師との模擬面接が中心となっているよ。
    面接には「場慣れ」が重要だから、面接講座には一定の価値があると思う。それに、他者からのフィードバックを受けられるという点でも、有益だね。

    返信
  3. Jolie
    2008年7月20日

    すごく大変そうな就活ですね。
    日系会社は上に従順か、下積みに耐えられるか、会社に残りそうか、など、しみじみとわかりますが、
    日本には内定が多いようですね。そうすれば、人材募集することは必要がないじゃないでしょうね。
    会社の方面は人材募集はお金がかかるでしょう?
    それに、会社と就活は両方の時間が無駄にすることになるではないでしょうかねと思います。
    もう新人を決めましたから。
     
     

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