某衣料品店が、バングラデシュでの生産を開始するらしい。
バングラデシュの最低賃金は、メチャクチャ安いですから。
二年前のデータによれば、月収13ドルが最低賃金!(http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2006&d=1003&f=column_1003_002.shtml)
その裏で、労働者たちの多くは泣いているだが・・・ダッカのスラムは本当にひどい。
中国の人件費が上がったら、バングラデシュという選択は妥当だろう。とにかく人件費が安い。
しかし、そういう経済のシステムの在り方が正しいのか。二十年後バングラデシュの賃金水準が上がったら、次はどこに行くのか。
もう国は残っていないような・・・(日本が最も賃金水準の安い国になってたりして)
僕は、グローバル経済の中で「賃金水準」という価値以外の物差しを作っていかなければいかないと考えている。
単純労働力に対する賃金競争は途上国でも先進国でも、人々を苦しめはじめている。
そして、バングラデシュでは多くの知識人が、マイクロファイナンスをはじめとした「急速」な資本主義の流入やそれに伴う社会の崩壊に問題意識を持っているが、その状況もますますひどくなるだろう。どのようにしてグローバル経済と社会の包摂性をどのように共存させるか(アキバの事件以降、宮台真司氏が日本の現状に対して似たようなことを言っていた)、がキーになっていくとはず。
つまり、グローバル化は止まらない。だとすれば、その中で人が幸せになれる社会を創らなければいけない。単純な例を言うと、給料(=経済)が下がって不安な気持ちになっても、それを支えてくれる家族や友人(=社会)があれば良い。
政治社会も経済社会も市民社会もできることがあるはずで、とりあえず僕は商社という枠の中で、答えを見つけていこうと考えている。
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ちなみに、柳井社長曰く、「バングラデシュ人は勤勉な国民」だって・・・
これは嘘だろ笑
商社をクビになっちゃったら、中途採用で雇ってもらえないかなぁ・・・
駐在員っていい暮しできるんだよな~
一番いいのは、商社の中で速攻駐在させてもらうことなんだけどな~