教育とは何か。 親や教師が「あるべき子ども像」を押し付けることなのか。それとも、親や教師が「子ども自身の幸福」のために悩みながらも支援していくことなのか。 冷房の件には、日本の教育が抱える課題の一部でしかない。 教育関係者の「子供に我慢させるべき」という精神論が存在する限り、不登校は増える一方だろう。 (以前書いたように、平成の30年間で不登校の割合は3倍に増えた。 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/55494 ) 実際、不登校当事者への調査によると「不登校の原因」に先生をあげる子は25%、学校の決まりをあげる子は10%存在している。 https://ne...
...好奇心から全ては始まる
ちょっと前だが、某クラウドファンディングの中止を見て思い出したこと。 僕も大学生の頃、パレスチナでデモに参加して催涙弾とゴム弾の中を逃げ回ったり、バングラデシュの娼婦街に通っていたりしていた。今になると「世界を知りたい」という好奇心は、「誰かを助けたい」という気持ちと同じぐらい価値があった。 好奇心なしに、社会課題を理解することはできない。データや理論を超えた想像力や経験が、将来社会を動かすかもしれない。若さ故の無謀さは、可能性を含んでいる。 引きこもりの当事者と会う時、未だに僕の心にあるのは「好奇心」だったりする。「10年引きこもった世界からは何が見えてるんだろう?」と想像すると、ワクワクす...
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