相対的貧困とスタディクーポン

昔、テレビもシャワーも冷蔵庫もないバングラデシュの農村で、しばらく過ごしていたことがあります。
不便な生活でしたが、僕の目には、彼らが特段不幸には見えませんでした。バングラデシュの農村でも、東京と同じような普通の日常が営まれていました。

「隣の家にテレビがなければ、自分の家にテレビがなくても、不幸を感じない。」

その時に学んだことです。人は「周りとの比較」によって、不幸を感じる。

確かに、歴史上これまで多くの経済学者たちが、貧困とは「単に飯が食えない状態」ではなく、「一般の人々であればできることができない状態」にある、と考えています。つまり格差のある状態のことです。

*****
日本の子どもたちの場合、教育「格差」は「学校外」で広がります。
日本の公教育は安く、かつ、収入が少なければ無償になるため、公教育それ自体は差がつきづらいからです。
また、高校や大学に序列が明確にある以上、富裕層の親は子どもの将来のために学校外教育に投資するからです。そこから格差が生まれます。

そこで、このスタディクーポンです。低所得世帯の子どもたちに、学校外教育に使えるクーポンを配布します。
そのことで、他者と比較して「自分だけ塾に行けない」と子供達が劣等感を感じたりすることも、そのことで将来的に学力に開きが出てしまうことも、なくしていきます。
******

スタディクーポン、いよいよあと3日。ネクストゴールまで、あと200万円切りました。あと一押しです。
みなさま、どうぞよろしくお願いいたします!
https://camp-fire.jp/projects/view/42198

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です