福祉におけるウェブマーケティングの重要性

座間の事件を受けて、「死にたい」「自殺」などのワードで検索をかけてみる。
残念ながら、「福祉的な支援情報」は、そこまで多くは上位表示されていない。

困難を抱える若者への福祉的支援を考える時、インターネットは有効なツールだ。
スマホ時代になり、ほとんどの若者が、グーグルやツイッターで検索をする。

当然、我々若者支援者も、インターネット検索に詳しくならなければいけない。

グーグル検索の場合、
・どのようなウェブサイトが、検索で上位表示されているのか。グーグルのアルゴリズムを知ること。
・どのようなウェブサイトであれば、深く読み込んでもらえるか。読みやすい文章・デザインにこだわること。(離脱率等で、仮説検証していく)
が、基本となる。

Twitterであれば、
・「#自殺」「#死にたい」などの言葉で、10分に1回ぐらい繰り返し投稿すること
・エンゲージメント数を見ながら、「何がベストな140字なのか」投稿の文章を変え続けること
などが考えられる。

福祉分野でアウトリーチというと、「直接家庭を訪問する」イメージが未だに強い。
もちろん、それは大事なことだが、我々支援者はもっとインターネットを使いこなさなければいけない。

弊社キズキのメイン事業である不登校・中退経験者向けの学習塾には300名弱の生徒が通っているが、ほぼ全員がインターネット経由で塾を訪れている。インターネットを通じたアウトリーチは非常に有効なのだ。

もちろん、幾つかのNPOが、インターネット上でも自殺予防を行っている。
しかし検索結果を見る限り、インターネットでのアウトリーチを行う組織がもっと増えなければいけないように思う。
弊社キズキも、できることを模索中だ。

******

ちなみに、本日16時25分にグーグルで「自殺」と検索した時の、上位表示4つ。(シークレットモード・東京都から検索)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です