昔、テレビもシャワーも冷蔵庫もないバングラデシュの農村で、しばらく過ごしていたことがあります。 不便な生活でしたが、僕の目には、彼らが特段不幸には見えませんでした。バングラデシュの農村でも、東京と同じような普通の日常が営まれていました。 「隣の家にテレビがなければ、自分の家にテレビがなくても、不幸を感じない。」 その時に学んだことです。人は「周りとの比較」によって、不幸を感じる。 確かに、歴史上これまで多くの経済学者たちが、貧困とは「単に飯が食えない状態」ではなく、「一般の人々であればできることができない状態」にある、と考えています。つまり格差のある状態のことです。 ***** 日本の子どもた...
...福祉におけるウェブマーケティングの重要性
座間の事件を受けて、「死にたい」「自殺」などのワードで検索をかけてみる。 残念ながら、「福祉的な支援情報」は、そこまで多くは上位表示されていない。 困難を抱える若者への福祉的支援を考える時、インターネットは有効なツールだ。 スマホ時代になり、ほとんどの若者が、グーグルやツイッターで検索をする。 当然、我々若者支援者も、インターネット検索に詳しくならなければいけない。 グーグル検索の場合、 ・どのようなウェブサイトが、検索で上位表示されているのか。グーグルのアルゴリズムを知ること。 ・どのようなウェブサイトであれば、深く読み込んでもらえるか。読みやすい文章・デザインにこだわること。(離脱率等で、...
...夏のガザの思い出
少し前のことだけれども、昨年と同様、この8月はパレスチナ・ガザでのビジネスコンテストに参加した。 大学時代の先輩が立ち上げたガザの女性起業家を対象としたビジネスコンテスト「ガザビジ」。 その2回目がこの8月開催されたのだ。 パレスチナ・西岸地区には7回ぐらい訪れているけれども、ガザ訪問は昨年に引き続き2回目。 国連からのサポートなどがない限り、普通の旅行者は入ることができない場所。このビジネスコンテストのおかげで、去年も今年もガザに来ることができた。 ****** ガザの街を歩くと、ひと昔前のバングラデシュのように、多くの人たちの注目を浴びる。 「どこから来たのか?」 「何をしに来たのか?」 ...
...