「風立ちぬ」を見て

ここ数年、映画や本を読んでも言語化してアウトプットをする時間が取れなかったので、徐々にこのブログとかブクログに感想を残しておこうと思う。 思い立ったが吉日ということで、昨日観た「風立ちぬ」の感想を書く。 ****** 観客に多様な解釈を与える芸術作品こそが、「優れた」作品だと僕は勝手に思っている。 例えば映画で戦争を描くときには、「分かり易い反戦メッセージ」が出てきた瞬間に、げんなりしてしまう。 だから、最も好きな映画であるクストリッツァの「アンダーグラウンド」然り、困難な時代や社会の中であっても、人間らしく生きる人たちの姿を描いた映画が僕は好きだ。 人も世界も多様であり、それを多様なまま描け...

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