バングラデシュ 娼婦街での日々

2006年3月 2006年11月ー12月 2007年3月-4月 2007年7月-8月 2007年11月-12月 2008年7-9月 2009年3月 2009年7月・・・ バングラデシュに滞在していた、宝物のような時間。 大学時代の後半、そして卒業後の一年間は、バングラデシュ一色だった。 僕は世界の最貧国の最底辺を生きる人々から、たくさんのかけがえのないものを受け取った。 たくさんの大切なことを教わった。 ****** 僕は滞在中、大部分の時間を娼婦街で過ごした。 初めてバングラデシュに降り立った時、タクシーの運転手に連れて行かれた場所が娼館だったことが、この国の娼婦たちと交流し始めたきっかけだ...

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迷い続けた二年間

2009年からの二年間は、迷い続けた時間だった。 2009年4月に人より3年遅れてサラリーマンとなった。「商社マン」というやつだ。 生意気な話だけれども、学生時代から「時給」で働いてこなかった僕は、「社会人になる」という気負いが全くなかった。 (ただ、「少なくとも数年間は拘束される」という強迫には苦しめられた。今でも2009年3月31日の夜の不安は、覚えている) ****** 正直に言って会社はつまらなかった。 このまま自分がツマラナイ大人になってしまうのか?と毎日悩んだ。 夜は毎日会社近くのタリーズで、ノートを広げ、半年後・一年後・二年後・・・のありたい・あるべき自分の姿を書き続けた。でも、...

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