何を失ったのかは分からない。それなりに刺激的で充実した毎日を送っている。
ただ、先週末に大学の後輩たちと飲み、語り、眠り、そして昼から東小金井のオープンカフェでインド料理を食べているときにふと思った。
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ある大学の後輩は、無縁社会の問題を「物語を紡げなくなった人たちをどうするかという話だ」と熱く語っていた。
ある大学の後輩で、アフリカのNGOでの一年間のインターンから帰国した子は、「何が正しいのか、全く分からなくなってしまった」と悩んでいた。先進国が行う開発なるものが正しいのか、と。
若いな、と思った。そして羨ましかった。
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イスラエル・パレスチナにいた頃、ルーマニアにいた頃、バングラデシュにいた頃、総じて言うと「学生時代」、僕は答えの出ない問いに悶々とし、その解決策は何かいつも考えていた。
商社勤務という遠回りを経て、今は自分のNPOを設立し、それなりに充実した生活を送っている。でも、実際には資金をどう調達するか、スタッフをどのように配置するか、広報戦略をどうするか、など目の前の経営に追われてしまっている。
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本当は、もっともっと目の前の人間に真摯になりたい。生きるとは何か、幸福とは何か、そういったことに悶々としていたい。それが、事業を行う上で「核」になるもののはずだからだ。
2011年3月18日
久々のコメント失礼します。ずいぶん前に突然メールさせて頂いたマシコという者です。すごく分かります。特に最後…。地震もあった事で、より常に自分自身と周りの人に真摯でありたいと思うようになりました。そういうものを感じにくい生活をしながら、突然死にたくないと。
最近ブログ更新されていて嬉しいです。NPOについての近況も読ませて頂いてます。どうかお元気にがんばってください。
2011年3月22日
どうも、お久しぶりです。
僕も、地震を経て、もっと自分や周りの人に真摯でありたい、ともっと思うようになりました。
日々の生活に追われて、本当に大事なことを見失いたくはないです。
最近、ブログ更新するようになりました。
仕事が忙しすぎて更新できない(というよりも、別のことを考える余裕がない)状態が続いていましたが、余裕を持って生活していきたいと思っています。