非常に苦しい時期が続いたが、学んだこともたくさんあった。
今振り返ってみてそう思う。
人には「できること」と「できないこと」があり、「できないこと」に対して必要以上に自己嫌悪に陥ることは避けた方がよい。
そうではなくて、「弱さを認める」ということ、そしてそこから自分に「何ができるか」、「何ができないか」を見極めることの方が、人生を有意義に過ごす上で大切な気がする。
そして「できること」があったとしても、それは社会構造とか個人を取り巻く時々の環境によって、往々にして「できなかったこと」に変化しうる。
それでも、しなやかに前を向く―
人生が思い通りいく人なんて、余程才能がある人か、運が良い人かのどちらかだ。
自分がそのどちらでもないのだとしたら、思い通り行かなかったこと、間違えてしまったことも含めて、自らを愛することができるように生きる方が、お得なのかもしれない。