自分自身への「期待水準」と、現在の自分の姿が一致しないとき、人は苦しむ。 そしてその「期待水準」は、往々にして他者からの視線や承認によって創られる。 例えば、幼い頃から成績(=他者から与えられた基準)が良かった人は、いい大学に入れなければ苦しむ。 例えば、いい大学に入った人は、いい会社に入れなければ苦しむ。 例えば、「すごい人」になりたいと願う人が、「すごい人」になれなかった時、苦しむ。 「期待水準」に向かって努力することは大切なことかもしれないが、楽しいと思えることを楽しむことの方がもっと大事なことだと最近は思う。 ****** 「のだめ」の中で好きなシーンがある。 幼稚園の先生...
...臨床心理学
この一年ぐらい、ずっと関心があったのが臨床心理学だ。 村から売られてきたり、縫製工場での過酷な労働に耐え切れずにやってきたバングラデシュの娼婦街の人々が、なぜ自らを「生きている価値がない」と嘆くのか。経済的には貧しくないにも関わらず・・・ ある者はリストカットを繰り返し、ある者は恋愛に依存し・・・そういう中で彼女たちを救う仕組みはほとんどなかった。 パレスチナでも同じだった。 多くの者たちが親戚や友人と殺され憎しみの中で生きていたが、彼らを精神的にケアする仕組みが足りているようには見えなかった。 そしてそれらは、彼らを「自爆テロ」へと向かわせる。 会社に入ってからは山谷のホームレス...
...年が明けて
30日は会社の同期たちがうちに来て、飲んだり東京中をドライブしたりで朝まで語り、 31日は大学時代のクラスメイトがうちに来て、ベランダでsmashing pumpkinsのtonight tonightを熱唱しながら年を越し、タクシーで近所の湯島天神へ。 去年は本当につらいことばかりで、肉体的にも精神的にも限界が来ていたけれども、一方でそれを支えてくれた友人たちの存在にも気づけたような気がします。 本当にありがとう。 ****** ところで、上記のtonight, tonightという曲は中学生の頃初めて聞いてから、ずっとmy bestであり続けた曲。 その頃は英語なんて分からなかった...
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