白石一文の新作「ほかならぬ人へ」を読んだ。 家族関係も男女関係も、そして自らの肉体も全てが不条理でであるーそんな当たり前のことを思い出した。 社会や世界は不条理に満ち溢れていて、それでも人は前を向かなければならない。...
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自分のペースで生きる
考えてみると、僕は走ってばかりいた。 家を飛び出した家族から離れた中学時代、不良少年だった高校時代、一日13時間の勉強をした二年間の浪人時代、イスラエル・パレスチナでNGO活動をしていた頃、急かされるようにしてルーマニアに飛んだ頃、バングラデシュでひたすら映画制作を模索したいた頃、次々と「難関」企業の内定を手にした就活・・・そして商社に入った。 僕は自分のペースで生きることを知らなかった。 社会企業家やら、ベンチャーの社長やら、そういった勝間和代的なものばかり目指していた。 自分を探しながら、他者の承認を求めながら、ただ走っていた。 痛々しい生き方だった、と思う。 ****** 「私は...
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