弱さについて

この半年間、毎日考えていたことは、「昔は楽しかったなぁ」ということだった。
イスラエル・パレスチナでNGOをしていた頃、バングラデシュで映画を製作していた頃、別に何か大きな成果を残せたわけではないけれども、それでも何かに夢中だった。
 
そして今年の4月、希望しない部署に配属されたことが分かった後、どうやって仕事に関心を持つか、色々な人と話ながら考えていた。
4月の半ばに実際の業務が始まってからは、ますます自分の問題意識と仕事の内容が繋がらないことが分かり、苦しんだ。
 
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大切なことは、弱さを認めることだと思う。
自分に何ができて、何ができないのか。できないことを恥じるだけではなく、できることをどれだけ誇りに思えるか。
 
僕は自分の興味・関心から外れたこと、自分の将来に繋がらそうなことに対して、強いモチベーションを抱くことができない。
猛暑の中で革靴を履いて水虫と戦う日々も、ランチタイムが12時-13時と決まっていることにも、自由を愛する僕には苦痛だ。
パソコンの前に一日中座る日々にも、満員電車で自宅とオフィスを往復する日々にも、僕には拒否反応が起きる。
 
端的に言えば、僕は「忍耐力」がない。
それは僕の弱さだ。
 
だからその弱さを認めながら、どのように生きていけばいいのか、考えている。

3 Comments

  1. Yuri
    2009年9月2日

    突然のコメント失礼致します。たまにブログ拝見しております、08ヒューマニ卒のYuriと申します。私自身も去年から社会人生活を始めて、同じような状況に苦しんできた為、安田さんの言葉に深い共感を覚えます。暗中模索の日々の中、今日の「弱さを認める」という言葉には、たいへん勇気を頂きました。興味の対象などは違っても、ICUシンパシーというか、なんだかそのようなものを勝手に感じてしまい、思わず一言述べさせていただいた次第です。また考えながら先へ進もうと思わせていただきました。ありがとうございます。

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  2. ryohei
    2009年9月2日

    すごいですね。自分の希望に忠実になれるのは見方を変えれば弱さではないと思います。私なんて、そんなこと考えることもできません。そのように埋没していくことが、本当の弱さではないでしょうか。そして大多数の人はコレです。

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  3. yusuke
    2009年9月7日

    >YURIさんICUシンパシーというのは、どこにいても感じますよね笑、ICU出身というだけで、だいたい発想が似ている気がします。人は弱いもので、それを認めたくなくてもがくのだと思うのですが、弱さを認めてしまった方が楽に生きられることもあるような気がするのです。>RYOHEIさん自分の希望に忠実に生きることが「強さ」だとしても、それではこの社会に適合できないような気がしていて、それが僕を悩ませるのです。

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