某在留特別許可問題に関する雑記

法律は素人なので的外れな考えかもしれないが、これは「法」と「正義」を分けて考えなくてはいけない。

不法滞在者に強制帰国という措置は、法治国家である以上、当然だと考えられる。法によって国家間での人の移動に制限をかけるのは、国民国家体制の中ではしょうがないことだから。

けれども、それが「正義」なのかと考えると話は変わってくる。
バブル期、日本では多くの外国人労働者が、3K労働(きつい、汚い、危険)に従事していた。日本人がやりたがらない仕事を外国人たちが肩代わりして、日本経済は繁栄を享受した。けれどもバブルがはじけると、そのような「不法労働者」はこの社会に必要とされなくなる。そして追い出される。

それが人間として国家として「正義」と呼べるのか、僕は疑問に思う。
(僕が知っている事例はバングラデシュ人だけで、この一家がどのような理由で日本に来たのか知らないが)

「正義」は「法」の先にあるんじゃないかなぁと、ぼんやり考えている。

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