読書再考

僕は、大学に入った時点で二年間人より遅れていた上に、中学・高校とまともに勉強したことがなかった。 そのため、基礎学力というものが元々欠けていて、大学に入ってからも何度か恥ずかしい思いをしてきた。   そんなわけで大学二年生のある時期、一日一冊本を読む、または一日一本映画を見るという決まりを自分の中で作った。 当時、海外での活動は非常に充実していたのだが、日本の学生生活に戻るとどうも退屈で、そんな学生生活を有意義なものにしたいとも思った。   当然その決まりを忠実に守ることはできなかったのだが、それでも一年に200冊ぐらいは読んできたんじゃないかと思う。 僕のようにレールにのって生きていくことが...

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久々に「朝まで生テレビ」を見た

「朝まで生テレビ」を見た。といっても、1時間ぐらいで消したが。 相変わらず、参加者が言いたいことを言っているだけだった。 話題がすぐにそれるので、議論が発展しない。   論理的思考力がないのだろう。 ああいう大人には、なりたくない。     テーマは「田母神論文」問題に関して。 保守派論客が、ひどすぎた。最近は旧左翼系の運動家たちに辟易としていたが、保守もひどい。 年をとる、ということは、醜くなることと等価なのか。   田原総一郎が、「田母神論文の引用が間違っている」ということを指摘していた。 田母神氏はその文章の中で、青山学院大学の福井助教授の論文を引用していたのだが、その引用内容が間違って...

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宇都宮にて

昨日は、宇都宮にて大学時代の友人で、M新聞の支局で働くS氏を訪ねた。 昼前に宇都宮駅に着くと、前々日に到着していた同じく大学時代の友人K氏と共に車でやってきた。 まずは、「宇都宮」ということで餃子をたらふく食べる。その後、日光に向かい、雪のぱらつく温泉につかる。「源泉」ということで硫黄のにおいがツーンとした。 夜は焼肉を食い、バーで飲み、久々に楽しい時間をすごした。     ジャーナリストとしての自覚と誇り、現状のジャーナリズムに対する憤りや悩み、そういったものが友人から伝わってきて、僕もそろそろ前に進まなければと思った。 迷いながらも進む、ようやく僕もサラリーマンになる決心がついた気がする。...

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就活本売ります・バイト状況など

先日ブログに「就活本売ります」と書いたところ、多少問い合わせがあり、半分ぐらいが売れました。 しかし、業界研究本はだいたい売れたのですが、筆記・面接対策などの本が・・・   アマゾンよりは安くするんで、どなたか買いませんか?? そろそろ筆記試験や面接が始まるころでしょー     「コンサルティング業界 仕事と戦略」 東洋経済新報社 定価1700円 「絶対内定2009 自己分析トキャリアデザインの描き方」 ダイヤモンド社 定価1800円 「履歴書 エントリーシート 志望動機 自己PRの書き方」 サンマーク出版 定価1300円 「丸紅」 出版文化社新書 定価933円 SPIノートの会シリーズ(洋泉...

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「正しさ」について

先月、学生NGO時代の先輩で現在会社員のN氏と飲んでいたとき、「最近NGOとかに転職したいなぁと思う。」という言葉を聞いた。 この前会ったときは、「仕事は適当に、そして週末のドームでの巨人戦観戦を楽しみにしている」、というようなことをおっしゃっていたのだが、結局は正しさのために生きて行きたいと思うようになったと。   4年前のあの頃は、給料なんて出なかったし、睡眠は平均2,3時間の週もザラだった。 けれども夢中になれたのは、そこに「正しさ」を感じていたから。   ******  勿論、「正しさ」とは何なのか、客観的なものは存在しない。    日本の製造業を支え多くの人々の生活を便利にした過去の...

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女子高生は30代が好き?

mixiニュースを見ていたら、女子高生が考える「今、最も影響力があると思う有名人」のランキングが出ていて、一位がDAIGO、二位が上地、三位が安室、四位が浜崎、とみんな三十歳前後だった。 25歳になり、肌荒れや肩こりがひどくなってきて、最近は年齢ばかり意識していた。 20歳を過ぎてから、ほとんど合コンやらナンパやらをしてこなかったので、若さを使わなかったことを後悔していた。 先々月は「東大の院生かと思った」と言われ、すごく悲しくなった・・・高校までガン黒だったのに・・・振り返ってみると、高校を卒業してからは女の子とあまり遊んでいない・・・若さが消えていく・・・   けれどもニュースを見て、人生...

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読む雑誌、ネットニュースなど

最近は時間があるので、テレビ、新聞、雑誌、本、ネットのチェックをしっかりしている。   テレビ(民放)は見ていてもイライラするだけ(連ドラは好きだが・・・)だけれども、新聞はちゃんと事象を分析しているので、まだ読む価値がある。 国際問題の分析などは、新聞を読むのが最も良い。   一方で、大手メディアはトヨタを始めとした有力広告主の悪口は基本的に書かないし(まぁこれは日経が一番ひどいらしいが)(http://www.mynewsjapan.com/reports/410)、ましてクロスオーナーシップで守られているメディア自身を悪くこと(http://www.mynewsjapan.com/rep...

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自衛隊の論文事件

自衛隊の論文事件に関するテレビを見ていると、田母神氏自身の思想を否定するだけのものが多い。「先の戦争は侵略戦争ではない」という自由史観に対する、嫌悪だ。 「歴史教科書を作る会」が市民全体を取り込む運動として成立しなかった現在、一般的に見れば彼は単なるノスタル爺にしか見えないことには同意するけれども、そこだけだと論点がずれるなぁと素人なりの考えを持って報道を見ていた。 この事件の最も大きな問題は、自衛隊に政治的意見(特に最高指揮官である首相と異なる意見)を持つことが許されるのかということだ。それを許さないとする考え方を「シビリアンコントロール」という。   それともう一つ、航空自衛隊のトップがあ...

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筑紫さん

僕が大学に行こうと思ったのは、筑紫哲也のニュース23という番組がきっかけだった。   高校三年生になった頃から大学に行こうかなと漠然と思うようになり予備校に通い始めたものの、たいした目的もなかった僕はそれまでの遊び癖が抜けなかった。そんな感じで、1月のセンター試験も英語は90点(200点満点)ぐらい、古文に至っては一問正解、という散々な結果に終わった。   そのセンター試験の直前だったと思うのだけれども、なんとなく部屋でテレビを見ていると、アフガニスタンの空爆に関する特集が組まれていた。 かなり昔のことなので記憶は曖昧だが、アメリカでのアフガン空爆に関するインタビュー(アフガン空爆は当然だとい...

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この一ヶ月

日本でのニート生活も一ヶ月が過ぎた。 正直、限界だ。   この一ヶ月はお金がないので飲み会も極力避け、部屋で一人映画の編集をし、編集に飽きれば本を読み、本に飽きるとネットで過去の連ドラを見る、というような生活をしていた。 しかし、部屋でじっとしているのはキツイ。映画の方はやっと4分の1編集が終わったが、あと3倍も残っていると思うと、鬱になる。   ****** 先週は、親戚が住む函館にいた。 皆、初めて会う人たちだったのだけれども、意外にも打ち解けることができて、昼は函館を観光し、夜は親戚が経営するスナックでひたすら飲んでいた。地縁的、血縁的共同体の中で生きる人たちを見ていて、そういった生き方...

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