大学に入った頃は、将来NGOで働ければと漠然と考えていた。 9.11とその後のアフガン空爆、イラク戦争が大学進学を目指すきっかけとなった僕にとって、国際協力の現場に行くことへの憧れは大きかった。 しかしその後、実際にNGOとかかわり、自分も職員として仕事をするにつれて、仕事のクオリティの低さ、能率の悪さに辟易するようになった。ダラダラと仕事し、定時に上がる。給料も激安。 そのため、優秀な人材は集まらず、さらに仕事のクオリティは下がる。そのスパイラルだ。 (もちろんすべてのNGOに当てはまるわけではないが) だから、僕は、所謂市民社会論の中で語られる、NGO・NPOへの賞賛にも辟易として...
...近況②(仕事編)
5月まで働いていたITベンチャーは、ITに興味が持てなかったこと、マックの時給より給料が安かった(固定+歩合だったけど)ため、辞めた。正社員ではなく給料の出るインターンという感じだったので、しょうがないとは思う。 6月から新しい仕事を二つ始める。 ひとつは中国雲南省で活動する教育系NGOの職員(http://www.jyfa.org/)。 私は中国語がわからないので、主に国内の広報とか営業とかを幅広くやるみたいだ。 週三回朝から夕方まで働くけど、給料も悪くないし、何より仕事が楽しそう。 経験も積めるし、給料ももらえて一石二鳥だとは思う。 しかし、資金が常に不足しているNGO業界で...
...時は流れて
先輩の結婚披露宴に出席した。 今までとにかくお世話になった人だ。 時間は確実に流れている。 初めて会った時のことや、イスラエル・パレスチナに連れて行かれたときのこと、そして散々怒られた時のこと、色々なことを思い出した。そして、この人はもう父親になるんだなと思った。 二人ともすごく幸せそうだったので、すごく嬉しかった。 披露宴には昔の仲間たちが集まって、さながら「同窓会」のようになったのだけれども、皆それぞれの道で頑張っていることがわかった。こんな風にずっとつながっていられることも、すごく幸せだと思った。 過ぎ去った時間に、懐かしさや寂しさを覚えたけれども、それでもこんな時間の流...
...近況1(専門学校編)
春から週三回、某大学付属の専門学校で、写真と映像を勉強している。 学費も自腹だし、それだけの覚悟があって通う決意をしたのだけれども、段々と何がしたいのかが分からなくなってきた。 簡潔に言えば、自分の学びたいことが、学べない気がしている。 写真に関して言えば、僕が撮りたいのは、報道写真、ドキュメンタリー写真と言われる部類のものであって、スナップ写真などではない。(スナップ写真のおもしろさは、正直分からない。) しかし、授業で報道写真・ドキュメンタリー写真を扱うことはないし、それに興味のある学生もほとんどいないみたいだ。 (ちなみに最近見た中で一番よかったのは、亀山亮さんの写真集。よくあんな表...
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