近況パート2

とにかく忙しい。朝、会社に行き、夕方大学。 今週は5時間以上眠れた日がなかった。   忙しくても友人に会う時間は確保したいし、写真とか映像とか趣味にあてる時間も確保したい。 そうすると、寝る時間がなくなり、次の日の会社で眠くなる。大学の課題も終わらない。   そんな生活の中から分かったことは、忙しくしても「虚無感」はなかなか消えないということだった。 受けた傷はそう簡単には癒えないってことだった。     でも、仕事では刺激を受けている。とにかく先輩方の頭が良すぎだ。 さらに、映像編集もようやく始まった。春の予定も決まった。(春はベトナムからタイまで二週間弱で抜けた後、バングラデシュの売春宿街...

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近況

写真展&カフェが終わった。 来た下さった方々、ポストカードを買ってくださった方々、そして何より無給で僕とO嬢のわがままにお付き合い頂いたスタッフの皆さん、本当にありがとう。 久しぶりにすごく楽しい時間が過せた。 そして、写真って本当に楽しいなと思った。     ある写真家のブログに、最近こんな言葉を見つけた。   「9年前には言えなかったけれど、今の僕なら言えることがひとつあります。 それは、 「世界はこんなにも美しく、こんなにも豊かだ」ということです。写真と文章を通して、僕はそのことを伝えたい。生きているということが、喜びに溢れたものだということを。そして僕らがその美しい世界の一員であるとい...

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「諦念」としての愛国心

バングラデシュ滞在の後半では、ルマさんのお兄さんに再会した。 「国境や民族なんて、なくなってしまえばいいのに」 春会った時にいわれたセリフを、僕はずっと覚えていた。 http://yasudayusuke.spaces.live.com/blog/cns!14ECB3DBFA167A80!942.entry?_c=BlogPart     その日、彼との会話が深夜までに及ぶと、「もう寝たほうがいいかな?」と気を使ってくれ、後輩たち(女性)がシャワーを浴び終わるとドライヤーを持ってきてくれた。その気遣いは「バングラデシュ人」にはないものだった。 もちろん彼の見た目はどこから見てもベンガル人だ。そ...

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写真展&カフェやります

ある音大出身の友人は音楽のジャンルの中で、クラシックが一番好きだと言っていた。 それは、「想像力を喚起するから」だ。 音楽で表現することや、その世界を受け取る経験をしたことがある人なら、その言葉の意味がわかると思う。 (とはいえ、私が聞くのは専らロックばかりだけれども)   文学が文字のみを使って世界を表現するように、歌詞のない音楽は、音のみで世界を表現する。 そして、文字や音だけじゃ表現できない世界があるから、ある者は写真で、ある者は映像で、その世界を表現し続けるのだ。         1月21日、友人と写真展&カフェやります。 詳細は以下。 ちょっとでもいいので、顔を出してくれたら嬉しいで...

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「表現」について

僕は小学生の時ずっとピアニストになろうと思っていた。 ピアノの練習をしない日なんて10年間で数日あるかないかだったと思う。 県のコンクール等でそれなりの成績も残せたし、それだけ真剣に取り組んでいた。 結局、中学入学で家を出たのをきっかけにピアノはやめてしまったけれども。     幼かった僕にとって、自分と家族、自分と社会といった関係性の中で生まれた負の感情を、表出できるのは音楽だけだった。 そして去年、本や写真、映画に囲まれた生活をおくってみて、僕はそういったものに生かされ続けていることに改めて気付いた。       エドワード・サイードと共にアラブ=イスラエル混成オーケストラを結成した、イス...

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ルーマニアで学んだこと

ルーマニア生活を経て学んだことの大きな一つに、「自分がどれだけ他者に支えられているか」ということがあった。   1人東欧の田舎町で孤独になった時、東京にいる愛すべき仲間たちにすごく会いたかった。 そして、そんなことを感じている自分にすごく驚いた。       最近は先輩達がすでに就職してたり、同年代の子たちも就職したり卒論や就活で忙しかったりで、後輩と遊ぶことが多い。 けれども、あるとき「安田君といると、安田君の考えが先に頭の中に入ってきて、自分の頭で考えられなくなる」と仲の良い後輩に言われてしまった。   他者の大切さに気付いていながら、他者を受け容れられていない自分がいた。     よく考...

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「何がしたいか」ではなく、「何ができるか」

ルーマニアにいた時、自分の無力さに気付いて、全てが虚しくなった。 幼児的全能感を打ち砕かれるのが、僕の場合、少し遅すぎたのかもしれない。   「世界からみれば、「僕」という存在に意味などない。」 そんな当たり前の事実を認めるには、少々時間がかかりすぎた。 いや、そもそもその「世界」の意味を過剰に捉えすぎていたのだ。 そんなこと、ニーチェさんが100年も昔に説いているのに。     だから、「何がしたいか」だけではなく「何ができるか」を問い続けようと思う。 たとえ世界それ自体には何の意味もなくとも、世界は美しくて、そこにかけがえのない一瞬があるということにもっと感謝したいと思う。   そこから少...

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違う「世界」に生きているということ

昨日まで後輩と共に、大阪の釜ヶ崎にいた。 東京から夜行列車と鈍行列車に揺られること9時間、釜ヶ崎のある新今宮の駅に降りた。   駅を降りると正面に見えたのは、職安だった。 その横の通りには、路上マーケットが開かれていて、電気機器、洋服、アダルトビデオなどがブルーシートの上におかれている。 昼間からワンカップ大関を片手に路上に座り込む者、ゴミを漁る者、その数の多さに驚いた。     まず、宿を探した。 「ドヤ」と呼ばれる一泊800円程度の簡易宿泊所が立ち並ぶ。 仕事があってお金があるとき、労働者たちはこの宿に泊まるのだろう。   僕たちは、大通りに面した一泊1000円程度の宿にチェックインした。...

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関西の友人たちへ

急に決めたことなのだが、1月4日~7日まで後輩と大阪に行きます。 釜が崎に行こうと思ってます。 お時間のある関西人の方々、是非遊びましょう。 連絡宜しくお願いします!       大晦日は、後輩と共に山谷地区でホームレスの方々と将棋やオセロに興じていた。 年が明ける直前に、某E嬢から電話がかかり、恵比寿ガーデンプレイス内のウェインスティンホテルに呼び出された。 年が明けた頃、僕と後輩はホテルに着き、某E嬢と某商社マン氏と共にワインで新年を祝った。 新年は、昔の仲間たちと始まった。     「去年はどういう年だった?」 という問いかけに、 "Faburous" と答えた某E嬢...

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