Maybe we are born to kiss each other, maybe we are born to love each other

二日連続のブログ更新。
 
  
先日、同僚に何枚かの写真を見せられた。
どの写真も標識やら旗やらが二つずつあるのだが、そのうち下一方は全て塗りつぶされている。
 
ルーマニア語標識、ルーマニア国旗だけがあり、ハンガリー語標識、ハンガリー国旗が塗りつぶされているのだ。
 
これは実際にある村で起こった「いたずら」だ。
私の住むトランシルバニア地方では、歴史的にハンガリーの支配下に長くあったこともあり、ハンガリー人が大多数を占める集落も多い。それが時に、民族対立を生む。
 
それでも少しずつ共生への試みが続いている。
 
例えば、私の住む街のベンチは全て赤く塗られている。
それは、赤という色がルーマニアの国旗にもハンガリーの国旗にも使われているからだ。
 
元々は全てルーマニアの国旗の三色に塗られていたベンチを、現市長が当選後、全て赤く塗りなおさせたらしい。
 
私がイスラエル・パレスチナの問題に興味を持ったのも、たぶんアイデンティティの問題に興味があったからだし、ここにきてもルーマニア国内のハンガリー人について興味が出てしまう。
もし私にアカデミックの世界で生きる才能があったなら、アイデンティティの問題にじっくり取り組むだろうなと思う。
 
さて、先日とある日本人と知り合った。すごくいい人だったのだが、一つだけ気になったことがあった。
それは、私がよく「チャイナ」と、からかわれると言う話をした時のこと。
 
「チャイナとバカにされたら、俺はジャパンだって返せばいいんですよ。ルーマニア人は皆日本人のこと尊敬してますからね。トヨタとかソニーとか有名ですから。私はそうしてますよ。」
 
と彼は言った。
 
でも私は、「日本人」という下駄を履いて、背が高くなったような気になるぐらいなら、「チャイナ」でも何でも受けて立ちたい。それぐらいのプライドは持ち続けていたいと思う。

2 Comments

  1. Coolish
    2006年6月16日

    Nice Blog
    I got alot from ur pics.
    Africa trip would be wonderful,right?

    返信
  2. yusuke
    2006年6月16日

    >Z
    Thanks,
    But unfortunately, picture is compressed in this Blog, so it would be better,,,
     
    I think Africa trip would be awesome. 
    but I have never been to Afirica except Egypt.
     
    By the way, who are you?
     

    返信

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