A Letter from Romania

ルーマニアに来てから、早くも一週間が経ちました。
 
今、私はクルージュ・ナポカというブカレストから電車で7時間ぐらいの街に住んでいます。
アメリカ人の同僚Jayとハンガリー人カップルと、アパートの一室を借りいます。
 
クルージュ・ナポカは小さな街なのですが、それでもルーマニアで二番目に大きい街だそうです。
しかし日本人どころか、東洋人さえほとんどいません。道行く人の視線がいたいです。
 
また、アジアや中東とは違い、人の暖かさに触れることができません。
カンボジアやパレスチナで感じた「居心地の良さ」はここにはないです。
早くカンボジアあたりに避難したいです。
 
 
 
ルーマニア語が分からない私は、レストランで食事をするのも一苦労です(これがアジアや中東なら色々な人が助けてくれるわけです)。英語のメニューなど、ほとんどありません。
 
食事も私の口には合いません。そして高いです。部屋でまずいルーマニア米をお湯で炊き、日本から持ってきた醤油と卵をかけて私は生き延びています。
 
 
昨日は隣の部屋のハンガリー人カップルの目覚まし時計で5時半に起こされました。日の昇る前から、アラームが10分近く鳴り響いてました。お陰で昨日は一日中眠かったです。
 
夜は私の苦手な「クラブ」に行きました。ルーマニアの若者は週末の夜は踊り明かすみたいです。私の最も苦手とする夜の過ごし方です。
 
 
 
ルーマニアといえば、すぐに「美女」を連想していたかつての私ですが、それは完全に妄想でした。
どこの国だって、美人の割合には限度があります。
 
外務省にいた知人曰く、ルーマニアは「日本人男子がモテる唯一のヨーロッパの国」と定義されるらしいですが、その情報はどうやら違ったような気がします。まぁそれは私個人の問題かもしれませんが笑
 
 
 
それでもなんとか日々を生きています。
 
ようやくルームメイトの英語が聞き取れるようになってきました。一日中英語を読むことにも慣れてきました。一日30個以上、ボキャブラリーが増えていると思います。
 
エルッドという友人もできました。彼は若干二十歳の大学生なのですが、給料をもらってきちんと研究所の仕事をこなしています。ハンガリー系ルーマニア人なので、ルーマニア語もハンガリー語も、さらに英語もペラペラです。明日は彼が私を日本料理屋に連れて行ってくれるそうです。
 
こっちに来た頃はあまりの寒さにびっくりしましたが、今はだいぶ暖かくなってきました。
今じゃ日中はシャツ一枚で十分です。
 
 
 
 
 
 
ただ、
「あなたがいない」、そのことだけが私を苦しめます。
 
あなたと過ごした「日常」がかけがえのないものだったということに、今ようやく気付きました。

2 Comments

  1. Watanabe
    2006年5月15日

    ルーマニアについてイメージがなかったんで
    色々勉強になります。
    でも、成長している感が文章に滲み出てるので
    そういう生活をちょっと羨ましく感じます。

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  2. yusuke
    2006年5月18日

    成長しているかは分かりませんが、とりあえずキツイ思いはたくさんしてます笑

    返信

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