昨日、カンボジアに入った。シェムリアップに夜到着。アンコールワットで有名な街だ。朝からアンコールワットを見学した後、夜はバーストリートと呼ばれる通りに向かった。 途中、7、8歳と見られるストリートチルドレンたちがよってくる。パレスチナでもストリートチルドレンを見たが、ここの方が明らかに数が多い。しかも「お金」よりも「食事」を、せがまれた。初めてのことだった。 ストリートチルドレンから物乞いを受けた場所の、その10歩先に「バーストリート」があった。明らかにカンボジアの風景ではない。わずか50メートル程度の道幅に、西欧風のレストランが立ち並ぶ。物乞いの少女たちの入り込むスペースはない。 さて、私が...
...カオサン通りより
今タイにいる。 先日、かなり嫌なことがあったので、少し開放された気でいる。 木曜日の夕方、成田を経った。そこでなぜかICUの同級生三人組に会う。聞けば、彼女らもバンコクに行くとのこと。世界はあまりに狭い。軽く挨拶した。 飛行機は中東に行くときの三分の一以下の時間であったため、快適に過ごす。 私とK氏がコーヒーやスプライトを楽しんでいる間に、N氏はワインやジンを楽しんでいた。 バンコクに着いたのは深夜0時前(現地時間)。空港の人間の英語がわからない。すごい訛りだ。 入国手続きに戸惑い、深夜2時、旅行者の集まる街カオサン通りに到着する。屋台に並んだ焼き鳥や焼きそばを楽しむ。安い。ICU...
...最近思うこと
団体の引退が近づく。二年間私を縛ってきたものから解放される喜びがあることは事実だが、実際には寂しさの方が大きい。 私は退屈が嫌いだ。勉強は一日二時間以上できない。日々に刺激を求める。引退後に待っている日々が刺激的であることを望む。新たな出会いや新たな事業への可能性を見たい。 でもたまにふと頭をよぎることがある。 本当に大切だと思える人ができて、時が流れて家族ができて、変わらない幸せを実感することができたなら、日々に刺激などいらなくなるのではないか。自分探しの旅の終わりに待っていたものを見つけたときに、「野心」など消え去ってしまうのではないか。 それこそが、私の望んでいる...
...東南アジアへ
16時間後、旅にでる。 成田を経ち、タイへ。その後そのままカンボジアに行く予定だ。 団体のK氏、N氏というムサイ男三人組で行く。N嬢はパスポート期限が残っておらず、急遽取りやめに。非常に残念だ。K氏とN氏という、アクの強い二人とどのような旅ができるのだろうか。 ...
アンゴラの気候
テレビをつけると、日本代表がアンゴラと試合をしてた。 テレビの解説者が言った。 「アンゴラの選手にとっては寒いでしょうね。」 どうでもいいけど、アンゴラの北部はAw気候に属するが、南部はCw(温帯夏雨型)気候、つまり日本と同じ温帯に属する。ちなみにCとは、最寒月の気候が18度未満、-3度以上と定義される。 無知って格好悪い。アフリカは全部熱帯だと思ってるのか。失礼な話だ。 ...
夏の思い出
先週は長岡で報告会だった。ブルジョワジーな団体の皆様と異なり貧乏な私は、Y嬢とN嬢と共に鈍行列車で6時間かけて東京に戻る。 ずっとN嬢と会話してた気がする。 「夏会議でイスラエル人・パレスチナ人と、ほとんど個人的な関係は築けなかった。」 その一言が重く響いた。 夏会議の時、イスラエル人とパレスチナ人は事務的な話をまともにできるのが、私とN嬢だけだったと認識していた。予定などを決めるミーティングでは、私とN嬢さえいればよいと言われた。現にそうなってしまうこともあった。 だから時にイスラエル人・パレスチナ人の憎まれ役となり、激しく言い合ったりもした。揉め事があれば必ず呼ばれ、イスラ...
...テスト期間
あと数時間後でテストだ。ミクロ経済学。今までサボっていた授業だ。テキストを一生懸命読んでいるが、おそらく間に合わない。単位落とすか、ギリギリの戦いだ。 大学に入ってから、まともに授業に出たことはなかった。本を読んだ方が全て早かったからだ。そういうことにしている。 本当の理由は、中学生の時から学校に毎日行くことがなかったため、毎朝大学に行くことも習慣化されないのだ。毎朝同じ時間に寝て同じ時間に起きることなど、できるわけがない。 今学期自分を律するため真面目に授業に出る誓いを立てた。自発的には勉強しない分野を重点的にとった(コンピュータを計6時限、経済を3時限など)。しかも金曜日は...
...世界はそんなに単純じゃない(1)
長くなりそうなので、何回かに分けて書く予定。 この文章をこの一年ぐらい考えてきたことの総括としたいなと思っている。 私が団体をやっていたとき(引退まで後一ヶ月)にいつも悩まされていたことがある。それは「この活動がイスラエル・パレスチナの和平に繋がるんです」という台詞が言えないということ。 イスラエルの人口は約700万、パレスチナは難民を含めたら約500万。12人呼んで何とかなるほど情勢は単純じゃないし、だからこそ私は夏会議中、スピーチの時はいつも言葉に詰まった。私は自分の考えを短く表現する言葉を持たなかったからだ。(もちろん個人レベルで時間をかけて話を伝えることならできた)...
...今、問題意識の対象となっているもの
最近問題意識の対象となっているものが大きく分けて二点ほどある。 一つ目がキリスト教原理主義とナショナリズムとの関係。 日本のキリスト教原理主義方々は、妙な愛国心を持っている方が多いと感じる。 イスラエルに強い宗教的な目的で行く方々、「イスラエルには行くがパレスチナには入らない」ような方々は、往々にして愛国心が強い。聞いてもないのに靖国神社に対する肯定的発言をアピールしてくる。 今までその手の方々にたくさんお会いしてきた。 また日本のキリスト教の某一派は、「新しい歴史教科書を作る会」の熱烈なサポーターだったりする。 両者には思想的な繋がりがあるのだと思う。 私の問題意識の中に「宗...
...