金曜日の夜池袋を経ち、バスで長岡に向かった。いよいよ一ヶ月先に迫った会議のための準備である。
長岡北という高速バスの停留所に着いたのは朝の4時。眠い目をこすりながら、メンバー4人はブツブツと文句を言う。
この高速バスの中でY嬢の通路挟んで隣に座っていた男が、大変なやつだった。夜行バスの中は消灯の時間を迎え皆が寝静まった後に、いきなり叫びだしポテトチップスをバリバリ食い始めたり、携帯のボタン音を鳴らし続けてたり、よく見ると指には水色のマニキュアが塗ってあった。
僕は気にせず一時間半爆睡してたけど、Y嬢は一睡もできなかったらしい。
バイパス沿いの停留所から階段をくだると、そこは一面の田んぼであった。朝焼けの澄み切った長岡の空気が懐かしい。そこでは今回の夏の合同学生会議開催にあたってご尽力下さっているSさんが車で迎えに来てくださっていた。
今年の夏の「日本・イスラエル・パレスチナ合同学生会議」も長岡市の共催のもと行われることとなったが、昨年秋の中越地震の影響で、昨年度生活させていただいていた山古志村の廃校舎および教員住宅は使用ができなくなった。そこで長岡の方々が探してくださった場所は三島という町。Sさんは三島で酒屋を経営しながら、町興しなど様々な活動に取り組んでいらっしゃる方だ。
夏の宿泊予定施設となっている「大杉会館」というところに連れてってもらう。早朝のため管理人がおらず、中まで拝見することはできなかったが、なかなか良いところにあった。