ナショナリズムと靖国神社(1)

最近ふざけたブログを書きすぎた。昨日はなかなか充実していたので、真面目な話を書きます。

12時半、某シンクタンクの研究員Sさんの方とランチの約束があったので新宿へ。ロシア料理をご馳走になる。店員にロシア人の女の子がいた。中東に行った時にモスクワ空港で見た以来のロシア人。やはり東欧の女性は美しい・・・

Sさんは仕事とは別に満州の研究をなさっている方。戦争責任の話になる。

「戦争責任」といった時、それは国家単位の話に収束しがちだ。そこに大きな落とし穴があるのではないかと僕は考えている。

確かに中国側の行った行為にも非人道的行為が多々あり、、「日本の戦争責任」についても中国側の政治的利用といった側面が強い。しかしながら、所謂歴史修正主義者にありがちであった「日本も中国も同罪だから、謝罪や補償は必要がない」という考えには、被害を受けた一般市民に対する観点がない。

中国人も日本の引き上げ者に対する虐殺は行ったし従軍慰安婦のようなものもあったことは、おそらく事実であろう。だからといって、そこに「だから日本の行った行為は仕方がない」的な言い逃れは許されない。必要なことは戦争の発生した要因とそこに起因するあらゆる事象を徹底的に研究し、再発を防ぐ方策を練ること。「罪のなすりつけ合い」ではない。

また、「日本は近代化させてやったから、侵略にはイイこともあった」的な弁明もある。それは西欧近代を絶対視する思想が、未だに強いことを示している。その辺に対する見解はサイードやらレヴィ・ストロースやらをもっと読まないとちゃんとした意見はまだ言えないんだけど。

ランチの後スタバに行く。色々話す。靖国神社にある資料館がおもしろいというので、行くことにした。

九段下の駅を降りると、所謂「ビジュアル系」の格好をした女性がたくさん歩いていた。隣の武道館でライブでもあるのだろう。

靖国神社へ。テレビでよく見る風景。無神論者の僕は参拝などせず、隣にある資料館へ。

続く。

下の写真は、資料館の説明文。「日本が行った戦争が、インドネシアの独立を促した」みたいなことが書いてあった・・・

1 Comment

  1. 19mi
    2005年1月7日

    「ゆうしゅうかん」とかそんな感じの名前の所だよね? 私も友達から「行ってみなよ」って言われたんで、いつか行こうと思ってた!

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